含浸処理が効果的な場合
典型的な「巣」の状態
圧力のある液体・気体の洩れを抑えることはできず、含浸を施しておく必要があります。
この状態のまま鍍金や塗装をした場合、曇り、膨れ、剥離の原因ともなります。
含浸で将来の危険を予防
圧力テストで洩れを発見することはできません。しかし軽度の腐食によって洩れが起こる可能性があります。
また、耐蝕性を持たせる為に鍍金や塗装を行うとすれば、前処理として含浸を施す必要があり、それは同時に将来の危険性を予防することにもなります。
加工後に含浸を施す場合
機械加工を施した場合、圧洩れや、鍍金皮膜の内面腐食の原因となることは、容易に想像できます。
従って機械加工後に含浸を施すのが最も理想的です。